Blog39【リンパ腫の治療 その9】

リンパ腫の治療(消化器型 低グレード→高グレード)

 2023年11月15日(本日)は、ネネに新たな抗がん剤を投与することになっておりましたので、動物病院に連れていきました。「血液検査」、「超音波検査(貯留液検査)」を行っていただいた後、検査の結果について、主治医のT先生から次のようなご説明がありました。
 「超音波検査の結果では、リンパ節について前回(11月10日)5~6mmの大きさにまで大きくなっていましたが、3mmとなり小さくなっています。これは繋ぎの抗がん剤が効いていると思われます。しかし、血液検査の結果を見てみますと、貧血が進行しており、ALB(アルブミン)も1.8g/dlと、前回(2.1g/dl)より低下しています。また、体重は3.24kgと前回(11月12日)の3.30kgより減少していますので、繋ぎの抗がん剤は効いていると言っても、現在、元気・食欲は回復しきっていないので、よく状態を診ていく必要があります。血液検査結果では、肝臓や腎機能の数値も悪くなかったので、臓器の回復は確認できましたので、本日予定していた新しい抗がん剤を投与することができました。次回の抗がん剤投与日は1週間後になります。」

 「血液検査」の結果は以下のとおりです。

 この日は、上記の検査と新たな抗がん剤投与の他に、「皮下補液(乳酸リンゲル)」と「食欲増進の耳に塗る薬」、薬についてはいつもの「セレニア錠16mg」、「ディアバスター錠」、「ビオイムバスター錠」、「プレドニゾロン錠5mg」に加え、リンパ腫による腸の出血等のため腸を整えるという「ファモチジン錠10mg」を処方していただきこれを与えるようご指示がありました。

 次回の抗がん剤投与日は、11月22日は仕事が調整できず行けなかったので、11月23日の朝に予約いたしました。
 また、この数日で元気・食欲・体重は減少している状況があり、本日、新たな抗がん剤を投与した関係から、ネネの状態を11月23日の次回の抗がん剤投与日の前に確認したいとのお話がありましたので、11月18日にも経過を診ていただくこととなりました。

 ところで、11月18日きなこの健康診断のため朝入院させて夕方迎えに行く予約を入れており、トモもいつもの通院で夕方連れて行くこととしていましたが、ネネも夕方抗がん剤の効きや体調など経過を診てもらうこととなりましたので、3匹同じ日に動物病院で診ていただく日となりました(3匹同じ日は初めてで、行ったり来たりわちゃわちゃと大変そうです!)。
 そして、きなこについてはこれまで大きな病気がみつかっていないので、「ねねともきなこ猫介護日記」としてのブログ登場回数が少ないですが、ものすごい「激おこ猫」でして、次回Blog40【激おこのきなこ】にて記載しようと思っております。なお、T先生からは「健康診断は鎮静かけてやります。」と言われておりますことを申し添えます。

 ネネのリンパ腫が高グレード化した以降に投与された抗がん剤の効果について、少し振り返ってみますと、繋ぎの抗がん剤の「ロイナーゼ注用」については、①低グレードであった頃に投与されていた抗がん剤の「クロラムブシル」から高グレードになって「ニドラン」に切り替える間の繋ぎの時と、②ニドラン投与後次回抗がん剤投与までの3週間待ち(リンパ腫以外の臓器も傷めてしまうので内臓の回復をまっていた3週間)の間にニドランが効かなくなってしまったため、3週間になるまでの間に繋ぎで投与された計2回がありますが、1回目に「ロイナーゼ注用」投与した時は「リンパ節が小さくなり、元気・食欲も目に見えて上昇」しましたが、2回目の今回「リンパ節は小さくなりましたが、元気・食欲は少し回復した」程度でした。
 ネネにとっては過去の結果からみると「困ったときのロイナーゼ」になっていますが、徐々に効きが弱くなってきている感じがいたします。

 どの抗がん剤は効く、効かないは、猫の個体の条件や体調、癌の状態、内臓の回復状況ほか、様々な条件が異なれば結果も変わるように思いますが、ネネに関しては現在、上記のような状況となっています。
 今回の抗がん剤「オンコビン注射用」は副作用が下痢、嘔吐ほかがあるそうですので、これにも気をつけたいと思います。

 今日、ネネのお迎えに病院に行って、待合室で呼ばれるまで待っていたところ、待合室からネネが入っている集中治療室が見えたのですが、ネネと目が合い、手を振ったところ、口を開けて鳴いて、その後もずっとこちらを見て鳴いていたので、私が親だと思ってくれているのだなぁと思い、とてもうれしかったです。猫ですがいろいろわかっていて、人間の子供のように可愛いです。
 ネネのこの姿をみて、ママ(私)と思ってくれていると思うと、更に介護を一層、頑張れる気力が沸いてきました。


 そこで、今回投与した抗がん剤「オンコビン注射用」が効いてくれることを願って、またいつものように地元の神社に今日は私一人で「病気平癒祈願」に行ってまいりました(まずは自分でできることをいろいろ対応して、最後に祈願に行っています)。

 先生から重大な病状等のご説明、日々行う介護の繰り返し、病状の悪化、費用のことなど、受け止めなければならない重いものが重なってくると、モチベーションを⤴調子に変えていくためのきっかけや原動力がないと心が滅入っていきます
 このような時、信頼のおける動物病院の先生方(トモの主治医の院長先生やネネの主治医のT先生)に治療をゆだね、ご指導を受けながら看護師さんやアニマルケアスタッフの皆様に優しく丁寧にお世話をいただいて出来るだけの治療を行えていることに感謝をしつつ、動物本人(本猫?)と心を通わせられることができれば、さらに頑張る意欲がわいてきます

 そして、いつも考えるのですが、病気などで行き場を失った保護猫ちゃんを引き取って保護活動をされている方につきましては、「尊敬」と「感謝」などの言葉ではとても不足していて気持ちを言い表すことはできないですが、「病気の現実」や「費用の問題で治療をどこまでするか、できるかの選択」など、厳しくて苦しい場面に何度も直面されていることを思うと、「次元が違う壮大取組み」をされているので、全く及ばないと思っています。
 今、私が行っていることは先生から提案された全ての治療と世話をもれなく実行してみて得た結果(成功も失敗も両方)をブログに記載して多くの方に知っていただく(猫を直接助ける方法ではなく私の経験を飼い主様に知っていただく)ということなのですが、ブログに記載されている結果(成功も失敗も記載しますのでその結果)から「良いとこ取り」をしていただいて、予防的な行動や判断に繋げていただきまして、このことにより多くの猫ちゃんが助かることに繋がればそれこそが幸いと思っております。
 「猫の助け方」は異なりますが、大きなテーマでは「猫を助ける」ということについては同じだと思っておりますので、頑張ってみたいと思います。

 また、愛猫が病める時も健やかな時も、猫との暮らしの中では病気の際の大変な介護がある一方で、面白いことも頻繁に起きますので、猫と暮らすことは「やっぱり幸せと思っておりまして、このブログでは「病気の治療日記」と「楽しい又は面白ネタ」と交互に投稿することにより、同様に猫の介護をされている方への「共に頑張りましょう!(応援)」のメッセージになればと思っております
 そして、病気の猫ちゃんが一匹でも多く助かる可能性に繋がれば、このブログの目的は達成されていきますので、引き続き、このブログにて実行してまいりたいと思っておりますので、皆様方におかれましては、今後とも、ご支援、ご鞭撻の程、よろしくお願いを申し上げます。

●次回は、Blog40【激おこのきなこ#】を掲載したいと思います。Blog40はこちら↓↓↓

●その後のネネの病状につきましては、Blog45【リンパ腫の治療 その10】で記載いたします。Blog45はこちら↓↓↓

 いつもお読みいただきまして、ありがとうございます🙇

ねねともきなこ

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