Blog127【高血圧症〜尿路結石・尿石症の克服〜積極的な内科治療Part2慢性腎臓病(腎不全含む)(その23)】

高血圧

 2025年2月1日はトモの慢性腎臓病(腎不全含む)の通院の日でした。トモの体調については、少し白い目やにが出ていたこと、便が39時間出ていないこと、そして心臓の心拍数がとても早いのが気になるのでそのことをお伝えして、この日はいつもの血液検査のほか、血圧測定【CAR】もしていただきました。

 血液検査結果は、以下のとおりでした。

 CRE(クレアチニン)の数値は、2024年は、                   1月6日2.35mg/dl、1月20日2.26mg/dl、     2月3日2.42mg/dl、2月20日2.47mg/dl、     3月2日2.25mg/dl、3月23日2.36mg/dl、     4月6日2.45mg/dl、4月20日2.51mg/dl、     5月4日2.46mg/dl、5月18日2.59mg/dl、     6月1日2.51mg/dl、6月15日2.57mg/dl、    6月29日2.74mg/dl、7月13日2.39mg/dl、    7月29日2.34mg/dl、8月10日2.45mg/dl、    9月7日2.81mg/dl、9月21日2.55mg/dl、    10月5日2.36mg/dl、10月19日2.49mg/dl、   11月2日2.54mg/dl、11月16日2.43mg/dl、   12月28日2.64mg/dl             でしたが、今年(2025年)は、         2月1日2.43mg/dl               という数値で、基準値は超えていますが、前回よりは良く、ここ数年間の数値としては横ばいでした(基準値は0.90〜2.10)。

 BUN(尿素窒素)の数値は、2024年は、          1月6日48.4mg/dl、1月20日44.8mg/dl、      2月3日44.6mg/dl、2月20日46.9mg/dl、     3月2日41.1mg/dl、3月23日42.9mg/dl、     4月6日41.3mg/dl、4月20日41.0mg/dl、     5月4日41.2mg/dl、5月18日38.7mg/dl、     6月1日41.9mg/dl、6月15日40.6mg/dl、    6月29日39.1mg/dl、7月13日37.2mg/dl、    7月29日39.5mg/dl、8月10日49.3mg/dl、    9月7日47.4mg/dl、9月21日43.6mg/dl、    10月5日48.3mg/dl、10月19日39.7mg/dl、    11月2日47.9mg/dl、11月16日39.0mg/dl、   12月28日46.9mg/dl、             でしたが、今年(2025年)は、             2月1日46.1mg/dl               という数値で、前回に比べて微減、基準値は超えており、昨年の数値の高めの数値と同等程度の数値となっていました(基準値は17.6〜32.8)。

 IP(無機リン)の数値は、2024年は、          1月6日4.2mg/dl、1月20日4.5mg/dl、       2月3日5.1mg/dl、2月20日4.7mg/dl、       3月2日4.9mg/dl、3月23日4.6mg/dl、       4月6日4.8mg/dl、4月20日5.0mg/dl、       5月4日4.9mg/dl、5月18日5.6mg/dl、       6月1日4.8mg/dl、6月15日5.3mg/dl、      6月29日3.8mg/dl、7月13日3.8mg/dl、     7月29日4.4mg/dl、8月10日4.7mg/dl、     9月7日5.0mg/dl、9月21日4.4mg/dl、     10月5日3.8mg/dl、10月19日4.7mg/dl、    11月2日4.3mg/dl、11月16日4.5mg/dl、    12月28日4.5mg/dl              でしたが、今年(2025年)は、         2月1日4.7mg/dl                という数値で、前回より微増、基準値の範囲内、過去1年間の数値は全体として横ばいでした(基準値は2.6〜6)。

 Ca(カルシウム)の数値は、2024年は、         1月6日11.4mg/dl、1月20日11.7mg/dl、     2月3日11.6mg/dl、2月20日11.3mg/dl、     3月2日11.2mg/dl、3月23日11.9mg/dl、     4月6日11.7mg/dl、4月20日11.8mg/dl、     5月4日11.8mg/dl、5月18日12.2mg/dl、     6月1日12.2mg/dl、6月15日11.8mg/dl、    6月29日12.3mg/dl、7月13日11.3mg/dl、    7月29日11.6mg/dl、8月10日11.5mg/dl、    9月7日11.9mg/dl、9月21日12.1mg/dl、    10月5日11.1mg/dl、10月19日11.8mg/dl、   11月2日12.1mg/dl、11月16日11.7mg/dl、   12月28日11.7mg/dl             でしたが、今年(2025年)は、         2月1日11.9mg/dl               という数値で、カルシウムは前回より微増、基準値はギリギリ範囲内、過去1年間の数値は全体として横ばいでした(基準値は8.8〜11.9)。

 体重の推移は、2024年は、          3月2日3.9kg、3月23日3.92kg、4月6日3.96kg、4月20日4.0kg、5月4日3.88kg、5月18日3.9kg、6月1日3.84kg、6月15日3.95kg、6月29日3.85kg、7月13日3.9kg、7月29日3.75kg、8月10日3.9kg、9月7日3.85kg、9月21日3.85kg、10月5日3.85kg、10月19日3.75kg、11月2日3.85kg、11月16日3.85kg、12月28日3.88kg         でしたが、2025年2月1日3.85kgとこれも全体として同じ体重を維持出来ました(獣医師からトモの体重を4kg超えないくらいで保つよう指示されています)。

 今回の血液検査結果は、昨年1年間のクレアチニン、尿素窒素、リン、カルシウムの数値と概ね変わらずの数値に保ち、1年前から悪化させることなく、横ばいの数値で管理することが出来ました。これも院長先生の適切なご指示のおかげです。

 トモの目については、2024年9月に左眼網膜はく離、同年11月に右眼が眼底出血が判明しましたが、網膜はく離の原因については、「ぶつけたか高血圧かストレス等が原因だと考えられます。」と言われており、12月の受診時にトモの目がどの程度見えているかを先生にお聞きしたところ、「トモちゃんの目は、左眼網膜はく離のため見えておらず、右眼は眼底出血のみで網膜はく離は起きていないが、右眼の反応も薄いので、両眼とも光は入っているが、あまり見えていないと思う。」と言われました。

 私がいる時にトモはぶつけてはいないし(留守中は分かりませんが段差のあるところは上りませんのでたぶん)、ストレスは(どの程度のどういうものが影響するのか)分かりませんが、9月、11月の血圧の測定の時には、何度測定していただいても、高い数値ではなかったので、何らかのストレスが原因ではないかということで、トモの高血圧は疑っていなかったのですが、本日(2025年2月2日)の受診時の血圧の測定結果が、正常値(最高血圧100~160mmHg、平均血圧が80~120mmHg、最低血圧が60~100mmHg)のところ、最高血圧が276mmHgと、非常に高く、何度測っても高い数値であり高血圧症の診断がつき、この日よりトモの高血圧治療が始まることになりました。

 トモ(14歳6ヶ月)は現在、慢性腎臓病(腎不全含む)の治療を2020年から行っていますが(投薬、サプリメント、餌の種類及び量、飲水量を、決まった時間に定量を与えて、体重含めて管理しています)、2024年9月左眼網膜はく離、2024年11月右眼眼底出血が判明、そして2025年2月には高血圧も判明しました。14歳になり月齢を重ねることによって、病気が増えていっております

 これまでは、慢性腎臓病(腎不全)の治療に集中することで良かったのですが、目が見えなくなり、いつもトモに声を掛けるように生活を変えたことや、高血圧治療で投薬が増え、血圧の乱高下によるふらつきなどないか気をつけることが加わりました。

 トモの既往歴については、慢性腎臓病(腎不全)の判明時に、「尿管結石による尿管の部分閉塞」と「尿石症(腎臓に微細な石がいくつかあり)」の治療をして完治しましたが、これ以外にも成猫になって何年かして、「骨軟骨形成不全」や「外鼻孔狭窄」の症状が出てきて、この病名と診断されました。

 トモの「骨軟骨形成不全」については、以下のBlogで記載しています。

Blog93【骨軟骨形成不全】
【猫の骨軟骨形成不全 ねねともきなこ猫介護日記】骨軟骨形成不全

 また、トモの「外鼻孔狭窄」については、ワンちゃんでよくする「外鼻孔狭窄拡張手術」をしていただき、呼吸しやすくしてもらいました。詳細は以下のBlogに記載しています。猫では珍しい手術ということですが、ネネのリンパ腫の主治医のT先生に手術してもらいました。歳を取るに従って呼吸が苦しそうな鼻詰まりの呼吸音が顕著になってきましたので、T先生から勧められて手術となりました。

Blog86【猫の外鼻孔狭窄拡張手術】
【猫の外鼻孔狭窄 ねねともきなこ猫介護日記】猫の外鼻孔狭窄拡張手術

 トモはこのようにいくつも病気があり可哀想ですが、頑張って治療についてきてくれているので、末永く一緒に居られるように、そして、あまり無理させ過ぎないように注意しながら、大切にしていきたいと思っています。

 引き続きトモの治療経過や介護の時に感じたことなどを都度、詳しく記載してまいりますので、皆さまの大切な猫ちゃんの治療方針や介護にお役に立つことになれば…本当に幸いに思っております。 

 今後とも【ねねともきなこ猫介護日記】をどうぞよろしくお願いいたします。

 次回は、Blog127【きなこの健康診断結果】を投稿いたします。

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 これまでのトモの闘病経過はこちら↓↓↓にまとめております。

 トモの尿路結石症、尿石症、慢性腎臓病(腎不全含む)の【積極的な内科治療】の全体版は、こちら↓↓↓です。

積極的な内科治療(尿路結石・尿石症・慢性腎臓病(腎不全含む))
猫の尿路結石及び慢性腎臓病の積極的な内科治療

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