トモの体調は安定していたので、2025年8月30日はお薬(ラプロス、アムロジピン)の処方とサプリメント(アゾディル、アミンアバスト)の購入のため動物病院に行ってきました。
そして、2025年10月4日はトモの高血圧症、慢性腎臓病(腎不全)等の定期通院と、①トモが飲水しにくい(1日にお水はシリンジで210ml+お水を飲みにくそうにしているのでハイドラケアを60mlのお水で希釈したものを自力で飲んだだけで、1日の目標の400mlには達していない)、食べる量が遅くなり少なくなった、うんちと次回うんちまでの間隔が長い時がある、②しっぽの中間辺り直径6mmくらいの黒いできもの(下の画像)、③相変わらずの失禁(うんち・オシッコ)、④歯茎が白くて歯茎が削れているところがあるなどがありましたので、獣医師の院長先生に相談にしてまいりました。
高血圧症の治療の経過
10月4日の血圧の測定結果は最高血圧が173mmHgであり、前回の169mmHgと概ね横ばいでした。自宅での測定結果も院長先生に以下の画像をお見せして報告いたしました。









140mmHgが目標値とのことですので、173mmHgでは高いのではないか、もっと血圧を下げた方が良いのではないかとご相談いたしましたが、さらに血圧を下げるのは慎重に判断なさっているようでした。さらに高くなると、臓器に悪影響があるが、この値では臓器への影響は大きくないので、血圧を下げすぎることはもう少し慎重にしたいということでした。よって、投薬は引き続き、アムロジピン錠2.5mgを1日1回半錠を継続となりました。
自宅の血圧計、病院の測定値と同じくらいですので、精度が高いように思います。
超音波検査結果
定期的に腎臓と尿管、心臓の超音波検査を受けておりますが、今回の超音波検査結果は、右腎臓は以前と同様に萎縮(機能していない)、左腎臓は前回までと変わらずボコボコ、左尿管、左腎臓に石は見当たらないということでした。心臓は壁が厚いらしいのですが、特に問題はありませんでした。
血液検査結果
まず、「血液検査結果」については、以下のとおりでした。

CRE(クレアチニン)の数値は、2024年は、 1月6日2.35mg/dl、1月20日2.26mg/dl、 2月3日2.42mg/dl、2月20日2.47mg/dl、 3月2日2.25mg/dl、3月23日2.36mg/dl、 4月6日2.45mg/dl、4月20日2.51mg/dl、 5月4日2.46mg/dl、5月18日2.59mg/dl、 6月1日2.51mg/dl、6月15日2.57mg/dl、 6月29日2.74mg/dl、7月13日2.39mg/dl、 7月29日2.34mg/dl、8月10日2.45mg/dl、 9月7日2.81mg/dl、9月21日2.55mg/dl、 10月5日2.36mg/dl、10月19日2.49mg/dl、 11月2日2.54mg/dl、11月16日2.43mg/dl、 12月28日2.64mg/dl でしたが、今年(2025年)の数値は、 2月1日2.43mg/dl、2月15日2.24mg/dl、 3月8日2.8mg/dl、3月29日2.38mg/dl、 4月26日2.25mg/dl、7月12日2.58mg/dl 7月22日2.67mg/dl、10月4日2.47mg/dl という数値で、基準値は少し超えていますが、直近で数値が高かった3月29日の数値2.38mg/dlに近い数値となりました(基準値は0.90〜2.10)。トモの腎臓の数値は、2020年8月5日にクレアチニンが初めて1.0台から2.0台(2.00mg/dl)となり、2020年10月20日には2.28mg/dlとなっていましたが、2025年7月22日は2.67mg/dlでしたので約5年間腎臓の数値を悪化させずにキープすることが出来ております。
BUN(尿素窒素)の数値は、2024年は、 1月6日48.4mg/dl、1月20日44.8mg/dl、 2月3日44.6mg/dl、2月20日46.9mg/dl、 3月2日41.1mg/dl、3月23日42.9mg/dl、 4月6日41.3mg/dl、4月20日41.0mg/dl、 5月4日41.2mg/dl、5月18日38.7mg/dl、 6月1日41.9mg/dl、6月15日40.6mg/dl、 6月29日39.1mg/dl、7月13日37.2mg/dl、 7月29日39.5mg/dl、8月10日49.3mg/dl、 9月7日47.4mg/dl、9月21日43.6mg/dl、 10月5日48.3mg/dl、10月19日39.7mg/dl、 11月2日47.9mg/dl、11月16日39.0mg/dl、 12月28日46.9mg/dl、 でしたが、今年(2025年)の数値は、 2月1日46.1mg/dl、2月15日42.6mg/dl、 3月8日43mg/dl、3月29日48.7mg/dl、 4月26日41.4mg/dl、7月12日48.8mg/dl 7月22日46.9mg/dl、10月4日49.5mg/dl という数値で、基準値は超えておりますが、これまでの一番高い数値の7月12日48.8mg/dlより0.7mg/dl高い数値となりました(基準値は17.6〜32.8)。尿素窒素の数値は、2020年6月10日に初めて30台から40台(46.0mg/dl)になりましたが、5年3ヶ月以上、どうにか30台〜40台をキープしております。
IP(無機リン)の数値は、2024年は、 1月6日4.2mg/dl、1月20日4.5mg/dl、 2月3日5.1mg/dl、2月20日4.7mg/dl、 3月2日4.9mg/dl、3月23日4.6mg/dl、 4月6日4.8mg/dl、4月20日5.0mg/dl、 5月4日4.9mg/dl、5月18日5.6mg/dl、 6月1日4.8mg/dl、6月15日5.3mg/dl、 6月29日3.8mg/dl、7月13日3.8mg/dl、 7月29日4.4mg/dl、8月10日4.7mg/dl、 9月7日5.0mg/dl、9月21日4.4mg/dl、 10月5日3.8mg/dl、10月19日4.7mg/dl、 11月2日4.3mg/dl、11月16日4.5mg/dl、 12月28日4.5mg/dl でしたが、今年(2025年)の数値は、 2月1日4.7mg/dl、2月15日4.3mg/dl、 3月8日4.9mg/dl、3月29日4.6mg/dl、 4月26日4.4mg/dl、7月12日4.6mg/dl 7月22日4.1mg/dl、10月4日3.6mg/dl という数値で、基準値の範囲内、昨年の数値の低めの数値より最も低い数値となりました(基準値は2.6〜6)。無機リンの数値は、通院の都度、測定されてはおりませんでしたが、初めて測定されたのは、2020年3月16日(トモをセカンドオピニオンで初めて院長先生の動物病院で診ていただいた日)でしたが、この日の数値が4.5mg/dlで、手術も含めて診ていただくために連れて行った2次救急動物病院の受診日の2020年3月26日が3.9mg/dl、積極的な内科治療で治療していくことに決め、院長先生のところに戻ってきて治療を始め、2020年6月24日の5.0mg/dl以後、基準値を超えることなく推移してきました。
Ca(カルシウム)の数値は、2024年は、 1月6日11.4mg/dl、1月20日11.7mg/dl、 2月3日11.6mg/dl、2月20日11.3mg/dl、 3月2日11.2mg/dl、3月23日11.9mg/dl、 4月6日11.7mg/dl、4月20日11.8mg/dl、 5月4日11.8mg/dl、5月18日12.2mg/dl、 6月1日12.2mg/dl、6月15日11.8mg/dl、 6月29日12.3mg/dl、7月13日11.3mg/dl、 7月29日11.6mg/dl、8月10日11.5mg/dl、 9月7日11.9mg/dl、9月21日12.1mg/dl、 10月5日11.1mg/dl、10月19日11.8mg/dl、 11月2日12.1mg/dl、11月16日11.7mg/dl、 12月28日11.7mg/dl でしたが、今年(2025年)数値は、 2月1日11.9mg/dl、2月15日12.0mg/dl、 3月8日10.5mg/dl、4月26日12.5mg/dl、 7月12日11.7mg/dl、7月22日11.8mg/dl、 10月4日12.0mg/dl と、微増、過去1年間の中央値となりました(基準値は8.8〜11.9)。
そして、体重の推移は、2024年は、 3月2日3.9kg、3月23日3.92kg、 4月6日3.96kg、4月20日4.0kg、 5月4日3.88kg、5月18日3.9kg、 6月1日3.84kg、6月15日3.95kg、 6月29日3.85kg、7月13日3.9kg、 7月29日3.75kg、8月10日3.9kg、 9月7日3.85kg、9月21日3.85kg、 10月5日3.85kg、10月19日3.75kg、 11月2日3.85kg、11月16日3.85kg、 12月28日3.88kg でしたが、今年(2025年)の体重は、 2月1日3.85kg、2月15日3.85kg、 3月8日3.85kg、3月29日3.85kg、 4月26日3.8kg、7月12日3.9kg、 7月22日3.82kg、10月4日3.8kg とほぼ変動はありませんでした。
今回の血液検査結果については、BUN(尿素窒素)とCRE(クレアチニン)の数値が、上記のとおり、2020年10月に2.0mg/dl台になってから2025年10月まで、約5年間、獣医師の指示どおり経口補水を続けて、血液検査の数値を悪化させずに良好に保てている、よくコントロールできていると言っていただきました。
投薬(ラプロス)、アゾディル、アミンアバスト、経口補水(目標1日400ml>最近1日270ml程度)を続けていることでこの結果に結びついています。
ご相談事項の回答
本日(10月4日)私が院長先生にご相談した「①トモが飲水しにくい、食べる量が遅くなり少なくなった、うんちと次回うんちまでの間隔が長い時がある」については、歳を取り、代謝が悪くなり、お水もご飯も少し食べられなくなってきているかもしれないこと、お水を最近は400ml飲んでくれず、1日270ml程度しか飲んでグレませんが、クレアチニンの数値がとても良かったので、お水は今くらいをキープして与えれば、良いかもしれないとのこと。これまで(10歳〜14歳)は与えたお水の量でクレアチニンの数値がすぐに影響していたのですが、年齢が15 歳になって、急に代謝が落ちて来たようです。
また、「②しっぽの中間辺り直径6mmくらいの黒いできもの(下の画像)」については、細胞を取ってもらって視てもらいましたが、イボのようなものということで、冷却して取ることが出来ますと言われました。
そして、「③相変わらずの失禁(うんち・オシッコ)」については、お水を嫌がっていてするとしても、腎不全なので補水は必要であり、院長先生から「点滴より経口補水の方が効果が高い」と言われてこれまで続けてきた経口補水を辞めて点滴にするかという選択肢がありますが、上記にも記載いたしましたが、腎不全な中、5年間もクレアチニンなどの数値を上げずに来れた「経口補水」を簡単に辞めることは悩ましかったので、トモに負担が少ないように、与えるお水の量を少し控えて、もし、トモの無理のない形で飲めるお水ではクレアチニンが上がってしまうようになれば、点滴で必要な量の補水に切り替えるなど、「様子見」といたしました。お水を飲む量で血圧が上がっているような感じもしますので、お水を飲む量と血圧の上昇との関係に注視しながら、トモが苦しくないように気を遣って補水をしていきたいと思います。
それから、「④歯茎が白くて歯茎が削れているところがある」については、軽い「歯周病」とのことで、麻酔をして手術で歯石を取るような、以前きなこが受けた手術は、腎臓に負担があるので、ご飯が食べられない等、症状がひどくなったら対応するということで良いとのことでした。
今後の対応について
今後のトモの病状は、緩やかな悪化は避けられないので、病状の悪化を監視しながら、院長先生のご指示の下、出来るだけ病状をコントロールをして、食欲、元気、目の様子、脈拍、呼吸、排尿、排便等注意深く観察したいと思います。
慢性腎臓病(腎不全)、高血圧症、網膜剥離(両目失明)、外鼻孔狭窄症、骨軟骨異形成症など、トモは病気がたくさんありますが、頑張って治療についてきてくれているので、トモが嫌がったら無理強いせず、治療に向き合っていきたいと思います。今トモが生きていてくれるだけで本当に幸せですので、今の時間を大切に治療に向き合っていきたいと思います(リンパ腫で亡くなってしまったネネのことを思い浮かべて悲しみながら…)。
🌸🍀✨
なお、トモの既往歴については、慢性腎臓病(腎不全)の判明時に、「尿管結石による尿管の部分閉塞」と「尿石症(腎臓に微細な石がいくつかあり)」の治療をして完治しましたが、これ以外にも成猫になって何年かして、「骨軟骨形成不全」や「外鼻孔狭窄」の症状が出てきて、この病名と診断されました。
トモの「骨軟骨形成不全」については、以下のBlogで記載しておりますが、その後のレントゲン画像の写しを掲載して、経過をBlogにしたいと思います。

また、トモの「外鼻孔狭窄」については、ワンちゃんでよくする「外鼻孔狭窄拡張手術」をしていただき、呼吸しやすくしてもらいました。詳細は以下のBlogに記載しています。猫では珍しい手術ということですが、ネネのリンパ腫の主治医のT先生に手術してもらいました。歳を取るに従って呼吸が苦しそうな鼻詰まりの呼吸音が顕著になってきましたので、T先生から勧められて手術となりました。

トモの病気がこれからどうなっていくのかわかりませんが、今後もトモの治療経過や介護の時に感じたことなどを都度、詳しく記載してまいります。このBlogが皆さまの大切な猫ちゃんの治療方針や介護に少しでもお役に立つことになれば…幸いに思っております🍀🌸🐾
次回は、Blog141【未定】を記載いたします。
🌸🍀🌸🍀🌸🍀🌸🍀
これまでのトモの闘病経過(2020年2月に判明した尿管結石、尿石症、そして慢性腎臓病、腎不全の治療詳細)はこちら↓↓↓にまとめております。
トモの尿路結石症、尿石症、慢性腎臓病(腎不全含む)の【積極的な内科治療】の全体版は、こちら↓↓↓です。

猫たちとの日常の様子を動画にして、ねねともきなこちゃんねるにアップしております。
【ねねともきなこ猫介護日記】 サイトマップをまとめました
❶尿路結石・尿石症 トモ・・・積極的内科治療 ネネ・・・外科手術(腎臓と膀胱を直接繋ぐ) ❷消化器型リンパ腫(低グレード→高グレード) ネネ・・・抗がん剤、緩和措置 ❸外鼻孔狭窄 トモ・・・外鼻孔狭窄拡張手術 ❹骨軟骨形成不全 トモ・・・経過観察(レントゲン写真あり) ❺眼底出血と網膜はく離症候群 トモ・・・経過観察 ❻高血圧症 トモ・・・投薬治療
いつもお読みくださりありがとうございます🙇
ねねともきなこ🌸
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